ほとんどの現代人は、とても忙しい。
頭はフル回転で仕事・家事・育児に追われ、精神的、肉体的なストレスを常に抱えている状態
かもしれません。
その他、人間関係での悩みを抱えている方もいるでしょう。
ストレス発散の方法は、おいしいものを食べる・旅行・趣味・スポーツ観戦・ゲーム・ショッピングなど。
我々は自分の欲望が満たされた時、『幸せ』『楽しい』『喜び』と感じるのではないでしょうか?
しかし、それは束の間の快楽であり、『真の喜び』ではありません。
肉体的な喜びは一時的なものであるため、次々に追い求めてしまうでしょう。
では『真の喜び』とは、どういうもので
しょうか?
真の喜び
肉体の喜び
肉体の喜びは、過ぎれば執着となる。
進化とは、意識が目醒めていく
ことじゃ。
目醒めれば、その物質や人への執着という慾から離れていく。
離れれば、目醒めが始まる。
次元を超えた喜びが食べものとなる。
真の喜びは、靈の食べものを食う
ことぞ。
よひとやむみなより引用(日月神示:月光の巻)
現界は長い間、お金や物など物質中心の『夜の時代』でした。
ほとんどの時間を『やらねばならない事』に奪われながら一瞬の喜びに満足し、残りの人生を焦りと諦めの中で過ごしてきました。
外からあてがわれた楽しみは、欲を刺激するものが多く、そのほとんどは肉体的な喜びです。
トレンド・流行・イベント・グルメなどは『真の喜び』から遠ざけるために、舞台裏から計画的に
発信されているものがほとんどでしょう。
スクリーン・スポーツ・セックスの『3エス』はまさに、真実から目を背けさせるための
手法。
また、人間に必要な本能である食欲・睡眠欲・排泄欲・性欲などに執着し強まると、
獣の『慾』となってしまうため注意が必要です。
例えば、「グルメ嗜好」や「大食い」の人は食慾にとらわれている人と言えるでしょう。
自分は楽しんでいる、満足していると思い込まされている場合があるかもしれません。
『自分にとって本当に必要な喜びとは何か?』という事を知るためには、自分の内側に意識を向け
自問自答する必要があります。
眠っている人間の喜び
大きな喜びを与えてあるのに何故手を出さんのじゃ。
眠っておる人間たちは、それを当然のこととして、小さな世界で肉体を生きながらえることを人生の目的とした。
そのような人生は嘘じゃと氣づけよ。
眠っておる人間たちの言うことに耳を傾けるな。
喜びが、神であるぞ。
神示は、喜びへの道であるぞ。
神示を魂の食とせよ。
喜びを味わえ。苦も味わえ。
人生を味わえよ。
よひとやむみなより引用(日月神示:春の巻)
- 家庭が裕福
- 他の同級生よりも成績が優秀
- 有名企業で働いている
- 地位や名誉を持っている
- お金や物をたくさん所有している
- 人から羨ましがられる存在
- 顔やスタイルが良い
これらは『夜の時代』の喜びで、他人と比較することで満足を得ている状態。
我々の本質は波動を下げ、恐れ・怒り・悲しみ・苦しみを体感するために地球へやって来ました。
そのため、慾を満たす為だけの楽しみが喜びではなく、試練や苦労も喜びです。
その視点から見ると、我々の周辺に存在するすべてが喜びであると言えるでしょう。
それは、見過ごしているささやかな事であったり、あって当然だと思っていることかも
しれません。
真の喜び・無限の喜び
すべてを喜びに変えよ。
喜びは何からでも生まれるぞ。
晴れを喜び、雨を喜び、食を喜び、仕事を喜べよ。
心広い世界に住めば、視野は広く、内界の深い世界に住めば、深く向上する。
物の世界から靈の世界へ入れよ。
物の世界は有限、靈の世界は無限ぞ。
無限の世界へ入るから、無限の生命が与えられるのじゃ。
無限の喜びを得ることが出来るのじゃ。
無限の世界とは、物と靈との大調和した限りなき光の世界。
真理を知ることが無限を得ることぞ。
まことの神を掴むことぞ。
よひとやむみなより引用(春の巻)
これまでは、外の世界だけに価値を見出して追い続けてきました。
我々は平凡が良いと思いながらも、平凡な日々が続くと飽きて刺激を求めてしまいます。
しかし、平凡の中にこそたくさんの喜びが溢れていると言えるでしょう。
- 生命エネルギーである太陽や浄化の雨
- 当たり前のように吸っている空氣
- きれいな水が飲めること
- 飢えることなくいつでも手に入る食べ物
- 雨風をしのげる家
- 人や動植物との触れ合い
童話『幸せの青い鳥』をご存じの方は多いと
思います。
幸せをわざわざ探さなくても、すぐ近くにあるという教訓。
あまりにも身近過ぎると、その対象に意識を向けたり存在の意味を考えたりすることは
少ないでしょう。
喜びも青い鳥と同様、氣付いていないだけで自分の近くに存在しているという事です。
しかし、純真無垢な子供たちは、『真の喜び』を知っています。
子供の頃、自分が何に夢中になっていたかを思い出すことは、真の喜びを知る糸口になる
かもしれません。
また、お金・物・肉体は有限ですが、本質である靈体は無限です。
我々は長い間、いろいろな事にとらわれ縛られて生きてきたため、本質との調和が
出来ていません。
本質と統合するためには、真理に目醒めて不必要なものを手放していく必要があるでしょう。
自分の内側を整理整頓するための実践法が
『身魂磨き』です。
ここまでお読みいただき、
ありがとうございました!
『よひとやむみな』
著者:穂乃子
(株)ナチュラルスピリット