我々は、物心付いた頃から、
常識、義務、習慣、価値観など、
すでに定着しているシステムの中で、
何の疑いを感じることもなく、
順応して生きてきました。
この世に誕生したときは、
穢れのない純粋な存在でしたが、
世間に同調していく中で、
すべてを『二極』で判断する
物差しを身に付けてしまいました。
不安・恐怖・怒り・焦り・執着・
嫉妬などの『負の感情』は、
物差しで測る事により、自分の内側に
生じてしまったと言ってもよいかもしれません。
身に付いている『汚れ』は、今世だけに限らず、
幾度となく転生してきた中で、
溜まっていったものも含みます。
『新しい時代』を迎えるにあたって、
今までの在り方や新時代に相応しくないものは、
洗い流す必要があるでしょう。
【よひとやむみな】から引用してお伝えします。
古いものを手放し、
新しいものを手にする
内側に溜まった不必要なもの
内に溜まった怒り、不満、恐れ、恨み、
すべてゴモク。
内から沸き起こる「我よし」「我正し」の慾もすべてゴモクじゃ。
エゴからくる慾や感情で心が曇ると、
自分の力しか出せん。
そのエゴの曇りを取って、
澄んだ目で見てみよ。
自分とは思えん力が出るぞ。
そのための改心ぞ、掃除ぞ。
因縁ある身魂は、
どうしても改心させねばならん。
改心とは、今までの考え方や価値観を一旦手放すことぞ。
新しい御代のために、新しい考え、
価値観が要るぞ。
古いものを手放すから、
新しいものを手にするのぞ。
今までの価値観や物差しを
外さねばならんぞ。
新しい本来の人間にならねばならん。
改心が遅くなると難しくなる。
今のうちにしておかなければ、
それどころではなくなるぞ。
『ゴモク』とは、
自分にとって必要のないゴミのこと。
『エゴ』とは『我』であり、
頭の中で始終おしゃべりしている思考のことで、
ほとんどの人は、
『自我』を本当の自分だと錯覚しています。
『エゴ』は、眠った状態であるため、
あらゆることに対して不調和を起こしてしまい、
本来の力を充分に発揮することが出来ません。
『新しい本来の人間』とは、
我々の本質であり、
完全完璧な存在である『御魂』と
和合することを意味しています。
今までのシステムに満足しているのなら
特に問題はありませんが、
限界を感じているのであれば、
自分自身と向き合って、
手放していく必要があるでしょう。
不必要なものを落とす方法
一人の静かな時間を取り、目を閉じて、
これから申すことを想像してみよ。
心には渦のように中心と周辺部がある。
我は周辺部ぞ。
エゴからくる感情に振り回されるのは、
自分の意識が周辺にあるからじゃ。
渦に飲み込まれてしまうのじゃ。
周辺部には古い価値観がある。
それが良い悪い、成功失敗、
上下、優劣、損得、
すべて何かを二極に分ける物差しぞ。
人間は見えるものや起こる出来事を、
この物差しですぐに判断しておろう。
日々、瞬間ごとに判断し、
ゴモクは溜まりだす。
そこから離れて中心に意識を置け。
中心は、台風の目のように
静かで風ひとつない。
星さえ見える。何もないのじゃ。
何もないがすべてあるところ。
中心から周辺を静かに観察してみよ。
決して渦の中に入ってはならん。
怒りが見えるであろう。
恐れも、心配も、慾も、
われ良しの氣も見えるであろう。
それらは周辺にあるものじゃ。
そこに居たら中心には入れん。
エゴは中心には存在できん。
純粋な意識だけが中心に入れる。
そこは大宇宙と、髪とつながるところ。
神の氣が入るところ。
光の柱となるところじゃ。
意識を常に中心に置け。
慾や感情から離れよ。
それを習慣とせよ。毎日行え。
するとゴモクが垢を落とすように、
だんだん無くなっていくことに
氣づくであろう。
例えば、『何か商売を始めたい』と思った場合、
単純に『やりたいからやる』
という考え方ではなく、
いろいろなプロセスを考えたりシュミレーションを行ったりします。
- 将来的に利益が期待出来るか?
- 今の時代にマッチしているか?
- 需要が見込められるか?
- 周辺には競合相手が存在するか?
- 成功出来るか?
これらの考え方は、『失敗しないため』であり、恐れからきていると言えるでしょう。
あれこれ考え、悩み過ぎた結果、
行動に移せなかった、
または、即行出来ない理由を探し、
先延ばしにするということもあり得ます。
この状態が『エゴ・自我意識』です。
直観や心の声に従っている場合、
行動すること自体に意味があると
理解出来ているため、結果を氣にしません。
『ヨク』には、
生きていくうえで必要な『欲』と
必要以上に求めてしまう『我慾』があります。
- 欲 食欲・睡眠欲・性欲
- 慾 慾・承認慾
自分自身を観察する
今の人間は、外にばかり意識を向け、
周辺部にある慾や感情で
振り回されっぱなしじゃ。
そのような人間を
「眠っている」というのじゃ。
自分自身の観察者になれ。観照者となれ。
周辺にあるゴモクを、ただ観る者となれ。
神はそなたたちの心の行いを
すべて記録しておる。
お見通しじゃ。
今まで何をして、何を考え、
何を隠してきたのか。
そなたたちが忘れておっても
神は知っておる。
神の記録に間違いはない。
神の申すことが分からんでも
従ってみよ。
初めは辛いなれど、
段々分かってくるようになる。
外側ばかりに意識が向いていると、
『自分が何を求めているのか』
『どこに向かって進んでいるのか』
が分からなくなってしまいます。
また、世情や環境が、
どんどん不安定になっている現在では、
益々、ネガティブな感情に囚われてしまう恐れがあるかもしれません。
- 将来に対して漠然とした不安がある
- いつも何かに
追い立てられているような氣がする - 氣が付くと
ネガティブな情報ばかりに目がいく - 目の前の事に集中出来ない
- 忙しくて時間が足りない
- 特に理由がなくイライラする
- 良くないことが続いている
- 楽しくない
- 寝つきが悪い、眠れない
- 原因は分からないが、
なんだか体調がすぐれない
自分自身を内観し、
身動きが取れない状態となっている原因を
探ることが重要です。
このような時代だからこそ、
『目醒める』必要があると言えるでしょう。
ここまで、
ありがとうございました!
『よひとやむみな』
著者:穂乃子
(株)ナチュラルスピリット