朝はいつもパンと牛乳ですね!
学校の給食には毎回、牛乳が出ます。
牛乳・チーズ・バター・ヨーグルト・生クリームなどの乳製品は、我々の食生活に深く浸透し、
これらを使用した製品も数多く出回っていますね。
日本人の朝食もいつの間にか、
ご飯食からパン食に変わり乳製品は朝食の
定番になりました。
学校給食にも牛乳は欠かせません。
牛乳・チーズ・バター・ヨーグルト・生クリームなどの乳製品は、我々の食生活に深く浸透し、
これらを使用した製品も数多く出回っていますね。
日本人の朝食もいつの間にか、
ご飯食からパン食に変わり、乳製品は朝食の定番になりました。
学校給食にも牛乳は欠かせません。
小さい頃、半ば強制的に親から牛乳を飲むよう勧められませんでしたか?
- 「身長が伸びるから」
- 「体にいいから」
- 「骨が丈夫になるから」
妊婦さんは、母親や姑から「お乳がたくさん出るように牛乳をたくさん飲みなさい」
と言われたという話も耳にします。
また、骨粗しょう症予防やカルシウムを補うために、
牛乳を飲むことが日課になっている方も
いるでしょう。
『牛乳』は、本当に体にとって必要なので
しょうか?
- 日本人には、牛乳に含まれている『乳糖』を、分解する酵素が少ない。
- 牛乳成分『α–カゼイン』を、
消化出来ない。 - 牛乳を飲むほど、体内のカルシウムが減少し、骨を弱くする。
- 乳牛は常に人工授精され、一生乳汁を搾り取られる。
- 狭い牛舎に、繋がれたままの乳牛が多く、過酷な現状。
牛乳の成分は人間には合わない
乳糖
哺乳類のミルクだけに存在する糖質。
乳糖は小腸から分泌される乳糖分解酵素(ラクターゼ)によって、
グルコースとガラクトースに加水分解され、
小腸から栄養として吸収され細胞に送られます。
『乳糖分解酵素(ラクターゼ)』の働きが
とても重要。
人間を含む哺乳類は、子孫を残すために『卒乳』する必要があるのですが、
人間は自然に反していつまでもミルクを飲んでいます。
赤ちゃんの頃は、乳糖分解酵素(ラクターゼ)が活性化されていますが、
大人になるにつれてその働きは徐々に低下していきます。
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする、張る、下痢するという症状は「乳糖不耐症」といって、
乳糖が小腸で分解・吸収されにくくなり、
そのまま大腸に到達するために起こる
現象です。
日本人は特に、『乳糖分解酵素』が少ない人種だと言われています。
全ての人が、『乳糖不耐症』になるわけではなく、
牛乳をがぶがぶ飲んでも、何ともない人も
います。
学校給食などで、常時牛乳を摂取しているうちに、強化されたのかもしれません。
大腸に繁殖した『ビフィズス菌』が、『乳糖』を分解してくれるようになり、
いつのまにか、「飲める体質になった」というわけです。
蛋白(カゼイン)
牛乳に含まれる乳たんぱく質の80%がカゼインで、
【α–カゼイン】【β–カゼイン】【k–カゼイン】から成ります。
一般的な『カゼインの効能』
- カルシウムの吸収を促進する
- 血圧を降下させる作用
- 抗血栓作用
- 栄養価が高い
とても高評価ですが、カゼインの種類によっては話が変わります。
人間の身体は、牛乳に特に多く含まれている【α–カゼイン】を消化出来ない為、
未消化のまま腸に入り、腸粘膜を傷つけて炎症をおこします。
腸壁を素通りした、未消化物質や細菌が血液内に侵入し、
炎症やアレルギー反応を引きおこすということです。
また、脳内に入り込み、モルヒネ様活性を引きおこすため、
精神疾患を誘発したり、中毒症状もあらわれます。
カルシウム
牛乳中のカルシウムは、母乳の3倍以上。
牛乳は、カルシウムの含有量が非常に高いわりには、
骨を構成する一つであるマグネシウムの割合が低いです。
その為、足りない分を補おうとして、
自分の骨を溶解させてしまいます。
「牛乳を飲んでも骨粗鬆症の予防にはならない」
という研究結果も出ています。
骨を強くしようとして牛乳を飲めば飲むほど、
体内のカルシウムが減少し、骨が弱くなるため、
逆効果なわけです。
また、過剰なカルシウムを尿中に排泄する過程で、尿路結石をつくったり、
血管壁に沈着して、コレステロールを溜まりやすくなる原因を
つくります。
乳牛の現状
人間のために人工授精を続けられる
乳牛は、出産の約2ヶ月後に人工授精され、出産から10ヵ月間搾乳し続けられます。
通常は、妊娠すると乳汁の分泌が少なくなりますが、
濃厚飼料を与え、強引に搾乳器で
絞り出します。
また、乳牛は乳腺炎にかかりやすく、
乳房が化膿して膿が牛乳に混じってしまうため抗生物質を使用します。
『出荷制限期間』が設けられている為、安心だと言われていますが、
100%信用しても良い
のでしょうか?
妊娠中の乳牛から搾った乳汁には、
女性ホルモン(人間の女性ホルモンと一緒)が含まれています。
前立腺がん、乳がん、卵巣がん、
子宮体部がんなどのホルモン依存性がんに、
乳牛の女性ホルモンが関与している可能性が
大きいことも報告されています。
乳牛の多くが5歳程度で『廃牛』となり、
肉用にされてしまうとは、なんて悲しい末路でしょう。
過酷な現状
2021年の、1酪農家あたりの飼養規模は97.6頭で、
乳牛1頭あたりの乳量は、1965年:年間4,250㎏ 2020年:8,806㎏と2倍強
ちなみに、乳牛が子育てのために必要な乳量は年間約1000リットル。
より乳汁を出すために、さまざまな品種改良が行われているようですが、
乳量の大きな変化を見ても牛への負担が懸念されます。
狭い日本では、のびのびと放牧されながら飼育されている牛はごくわずかであり、
ほとんどは、狭い牛舎の中に繋がれた状態で、
飼育されています。
生まれた子牛が、通常1日に5~7回飲むミルクの回数を、
2~3回に減らし、後は人間のために搾乳するそうです。
現在、コロナ禍・戦争・円安などによる飼料の高騰などで、酪農家にとっては危機的な状況。
酪農家の方々の心中をお察ししますが、
その負担が牛にも影響を与えないかと心配です。
まとめ:それでも牛乳を飲みますか?
- 日本人には、牛乳に含まれている『乳糖』を、分解する酵素が少ない。
- 牛乳成分『α–カゼイン』を、
消化出来ない。 - 牛乳を飲むほど、体内のカルシウムが減少し、骨を弱くする。
- 乳牛は常に人工授精され、一生乳汁を搾り取られる。
- 狭い牛舎に、繋がれたままの乳牛が多く、過酷な現状。
ここまでお読みいただき、
ありがとうございました!