私たちは子どもの頃から、
「~してはいけない」
「~しなければならない」
と、親・学校・社会から教え込まれてきました。
教え込まれてきたものは、いつの間にか自分の中で、常識・価値観・信念に
代わってきたのではないでしょうか?
集団生活を営むためには最低限必要なこともありますが、知らぬ間に自分自身を
縛り付けているものも含まれているかもしれません。
不必要な制約があるための弊害
- 自分の可能性を小さくしてしまう
- 枠にとらわれて身動きが取れない
- 生き辛さを感じやすくなる
- あらゆることに消極的になる
- 他人と自分とを比べてしまう
- 自己肯定感が低い
- 波動を下げてしまう
自分にとって害になっている信念に氣付いて、手放していかなければならないでしょう。
『よひとやむみな』より引用します。
プログラムされた信念
自分と他人を不幸にする信念
健康的な信念もあるが、自分も他人も不幸にする信念もある。
不幸にする信念は、思い込みであり掟だ。
信念が慾を刺激する。
これはあなたたちを縛る大きな枠だ。
それは意識されやすい信念から、意識下にある信念まである。
意識下にプログラムされた信念は、今この時も作動し、あなたたちの生き方に影響を
与え続けているのだ。
あなたは氣づかないうちに、この信念に沿って人生の様々な選択をしている。
よひとやむみなより引用
食欲・睡眠欲・排泄欲・性欲は、生きていくうえで欠かせない『欲』
『欲』に執着したり過剰にとらわれたりすると『慾』となります。
- 金銭慾
- 所有慾
- 名誉慾
- 承認慾
- 支配慾
- 性慾
『意識されやすい信念から、意識下にある信念まである』
自分は、『他人に迷惑をかけない』という信念を持って
います。
自分で意識出来るものと、自分では氣付かないうちに、人生の基盤となってしまった
『無意識・意識下の信念』とがあります。
認識されることがないままに備わってしまっている、『意識下にある信念』が
大半では
ないでしょうか?
意識下にプログラミングされているものがプラスに働いている場合は問題ありません。
しかし、誤作動していたり、悪影響を与えている場合は、自分の中から外していく
必要が
あるでしょう。
縛り付けている教え
この世界で「しなければならない」と思っているのは人間だけだ。
それを義務のように感じることが、不幸の原因であり、波動を下げる原因であり、
病の源でもあるのだよ。
よひとやむみなより引用
- 「大人が言う事には、従わなければ
ならない」 - 「学校には、行かなければならない」
- 「勉強しなければならない」
- 「みんなと仲良くしなければならない」
- 「規律を乱してはいけない」
- 「みんなと同じ行動をしなければならない」
- 「決められたルールに従わなければ
ならない」 - 「真面目に働かなければ、生活して
いけない」 - 「男は家庭を持って一人前」
特に日本は、信念が多いように感じます。
日本に浸透している義務や常識は、『自分らしさ』や『個性』を下げている原因に
なっているのかもしれません。
人生の妨げになっている信念
変質した歪んだ信念
日本では小学校から中学校までが『義務教育』
今、「学校に行きたくない」「集団生活が出来ない」子供たちが増えています。
親としては、「何とか行ってほしい」、「他の子供たちと同じようにしてほしい」と願い、
無理をしてでも学校に行かせようとするかもしれません。
「~しなければならない」から顕われる子供の反応
- 自分を責める
- 大人の顔色を伺う
- 本当の氣持ちを抑圧し、周囲に合わせる
- 誰も分かってくれないと悲観する
- 自分の気持ちを分かってくれないことに怒りを覚える
「行きたくない」というのは、自分の正直な氣もちですが、周囲の反応によっては
変質してしまいます。
歪んだ信念は自分自身を苦しめるほか、いずれは人にも当てはめようとするでしょう。
歪んだ信念を探す手がかり
それは、感情を探すことだ。
あなたの信念は人生の掟となっている。
掟が破られると、罰があるものだ。
その時、感情は刺激され、自分や他者を激しく罰する。
誰もが自分の掟を持ち、その掟に従って、周囲や世の中を監視する。
その掟を手放さない限り、この世から罵声、陰口、いじめはなくならない。
対立や戦争もなくならない。
その掟を健康な信念に変え、相手の信念を理解しない限り、皆で人類の波動を
下げることになる。
よひとやむみなより引用
国により、人により、価値観はそれぞれ
違います。
相手の価値観を認めなければ、諍いが起こることもありますが、個人間での小さな対立が、
地域や国をも巻き込む対立の原因にもなりかねません。
また自分の中の常識が、通用しないこともありますが、海外に行くと、
日本の常識が通用しないことに驚くでしょう。
常に自分の感情を観察し、不健康な信念をその都度手放していくことが、
自分や他者に対して最善の方法だと言えます。
不健康な信念の手放し方
呼吸を整えて中心に入ってごらん。
そして、怒りや自責など、不愉快な感情におちいった出来事を観照者の目で探して
ごらん。
そのとき、心の奥にどんな掟があったのか、見つけてごらん。
見つかったら、周辺部にいるその時の自分になって味わってみるのだ。
その時に手のひらをしっかり握りしめて
ごらん。
握っている感覚とその掟に牛耳られている感情を共に感じなさい。
そして、手のひらを広げるとともに、中心に戻って来なさい。
中心に戻ってくると、肩の荷が下り、楽に息が出来るだろう。
それがうまくできるまで、何度でも試してごらん。
よひとやむみなより引用
『中心』とは、『自分の本質』『エネルギーの中心』『御魂』『今、ここの意識』。
『周辺部』とは、『自我』『エゴ』『マインド』。
瞑想するなど、イメージしながら内観すると良いかもしれません。
健康的な信念
掟がなくても、生きていけることが分かるだろう。
掟を手放せば、愛と調和が戻ってくることが分かるだろう。
健康的な信念を持ちなさい。
それは、愛であり、美であり、調和だ。
新たな意識と意志と智で育まれる。
よひとやむみなより引用
これからの新しい時代は、『愛と調和』が重要になってきます。
古い時代に身に付いた信念など重い波動のものは、どんどん手放していくと良いでしょう!
ここまでお読みいただき、
ありがとうございました。
『よひとやむみな』
著者:穂乃子
(株)ナチュラルスピリット