ここ数年の間に、
家族の形態が変わってきています。
核家族が増え、家族であっても関係性が希薄だったり、
様々なトラブルを抱えていたりします。
- 悩みを抱えていても
身近に相談する人がいない - 家庭の事情を知られるのを恐れ、
あえて世間から隠す - 他人に踏み込まれるのを嫌がる
- 問題を抱えている人とは、
なるべく関わりたくない
昨今、隣人との交流が減っていますが、
勝手に他所様の家庭に踏み込むことを良しとしない日本では、
問題を抱えている家庭の現状を把握することが出来ず、
周囲から孤立している状況になっています。
そのせいか、ニュースに取り上げられる最悪なケースが、
増えているような氣がします。
どのような環境に生まれるかは、
多少なりとも人生に影響を及ぼしますが、
たとえ恵まれない環境に生まれたとしても、
運命を変えることは出来ます。
よく「親や家族は選べない」と言われますが、
本当にそうなのでしょうか?
望んで生まれてきたわけではないのでしょうか?
一生付き合うであろう家族の繋がりについて、
考えてみたいと思います。
今世で出会う人との関係性
縁のある人
縁があるかどうか?は、魂の記憶があるかどうか?ということです。
見えない糸で繋がっているわけではなく、お互いの魂の記憶で繋がっているのです。
過去世において会ったことのある人は、再会すれば感覚的に分かるものです。
特に深い関係にあった人であれば、瞬間的に分かるものです。
関係性に応じた喜怒哀楽の感情がそれぞれに顕れ、すべてに反応します。
初めて会った時に、どのような気持ちになったか?ということです。
懐かしい気持ち、愛しい気持ち、会ったことのあるような気持ち、とても嬉しい気持ち、
とても安らぐ気持ち、後ろめたくなる気持ち、腹ただしい気持ち、苦手な気持ち、
切なくなる気持ち、悲しくなる気持ち、苦しくなる気持ち、嫌な気持ち、
有難く感じる気持ちなど…色々あるでしょう。
それは、過去世の記憶から繋がって来ているものが多いと考えられると、
おおよその過去世での関係性が想像出来ます。
ですから今生は再会であり、関係性はその続きということになるのです。
既に早くから会っている家族や親族、幼なじみ等は、
当然のことながら良くも悪くも縁深き存在と考えられると良いでしょう。
しかし場合によっては、自分の感情ではなく、
自分に関与している近親靈の感情が、自分に流れてくることもあり、
すべてが自分が過去世で会ったことのある人ということにはなりません。
多くの人が、過去世からの再会であるとしか言えません。
もちろん今生が全く初めて会う魂もありますので、
その場合はよく理解出来ない人という認識になるかと思います。
特に、初めて地球に転生してきたという魂であれば、
良くも悪くも周囲のみんなが困惑させられるでしょう。
神人靈媒日記より転載
『毒親』『親ガチャ』
最近、「親ガチャ」「毒親」という言葉を
よく耳にします。
- 「毒親」・・・子供にとって毒である親
- 「親ガチャ」・・・子供は親を選べないという事をソーシャルゲームになぞられた表現
「毒親」から育てられた子供は、
- 自己肯定感が低い
- 人の顔色ばかり伺う
- 人や物に依存しがち
- 承認欲求が強い
という結果も出ているそうです。
親の子供への過干渉、束縛、支配、虐待、育児放棄などが、
クローズアップされることが増えている為、
問題とされる親が増えているのではないかと心配になりますね。
誰の目から見ても問題である家庭や親だとしたら
状況は深刻ですが、子ども側の受け止め方や、
しつけに対して、
親と子の認識の違いなども関係してくるかもしれません。
また、この問題が単純なことではない理由として、
『毒親の親も毒親だった』という負の連鎖が関係してきます。
子供としては、とても辛い立場ですが、
負の連鎖を終わらせるためにも『許す』努力が
必要になってくるでしょう。
子供は親を選べないのか?
現次元から見た場合、『親ガチャ』で表現されているように、
「望んでないのに、運悪く、不幸せな家庭に生まれてきてしまった」となります。
我々は誰一人例外なく、肉体を借りて地球に学びに来ている『靈体』です。
靈的視点からは、生まれる環境、家族、容姿、ハンディなどを、
あらかじめ設定して生まれてくるため、
問題がある家庭に生まれてきた場合は、『今世での課題』となります。
さまざまな縁は、人生の途中で、
自分と共に歩んでいる守護霊や指導靈などの靈存在により、引き合わせられる場合もあります。
家族や親族、幼なじみ等は、
当然のことながら良くも悪くも縁深き存在と考えられると良いでしょう。
多くの人が、過去世からの再会であるとしか言えません。
- 今世の家族は、過去生でも家族だった。
- 過去生では、父親が自分の子供だった。
- 母親からの過干渉に悩んでいるが、
過去生では自分が母親を虐待していた。
同じチーム同士で、役割や立場を変えて家族になるケースがあります。
与えられた環境から学ぶべき事
特に、大きな問題がなければ、
親は子供に対して「生まれて来てくれてありがとう」と思い、
子供は人生の節目などに「育ててくれてありがとう」と親に感謝するでしょう。
しかし、すべての人が、
「家族であることに感謝」というわけではありません。
よく「相手の立場になって考える」と言いますが、
立場を逆転して生まれてきた場合は、
過去生での相手の立場をリアルに体験しながら、学びを深めていくという事です。
また、『因縁因果』が関係してくるため、
過去生で自分が行った『悪因』を解消しなければなりません。
そのため、与えられた状況に対して、ただ反応するだけでなく、
今世での課題をきちんとクリアしなければならないでしょう。
- 『親とはこうあるべき』というような固定観念や認識を外していく
- 視点を変え、ネガティブな感情を
手放していく - 自分の氣持ちに寄り添い、自身を癒す
最終的には、自他共に『許す』ことが一番いいのですが、
自分の本質やこの世の仕組みなど『真理』を知らなければ、
なかなか難しいことかもしれません。
自分を内観し、
『自分が本当に求める事』に氣付いていくことが重要になってくるでしょう。
出会えたことに感謝!
家族に限らず、今世で出会う相手は、
皆、ご縁があり、出会うべくして出会っている為、
自分にとって好ましい相手も好ましくない相手も、
本来なら「出会えたことに感謝」であると言えます。
あらゆる関係性において、
何らかの学びが得られれば、成長や進化に繋げる事が出来るでしょう。
ここまで、
ありがとうございました。
『大日月地神示』
著者:神人
新泉社