【三菱UFJ銀行の貸金庫で起きた巨額窃盗事件】
貸金庫から窃盗した金額が、現金10億円、金塊7億円と言われています。

あるとこにはあるんだね~
このような事は珍しいわけではなく、過去にも他人の通帳から現金を引き出し横領した事件が数件発覚しています。
横領した多額のお金を特定の男性に貢いでいたり、ドラマ『黒皮の手帖』は実在の事件をモデルにしたともいわれています。
また他の銀行も含め、表沙汰になっていないだけで余罪がたくさんあるとも噂されています。
『毎日たくさんのお金に触れていると、段々とすべてが自分のお金であるような錯覚に陥る』
事件を起こした人の中には、このような証言をした人もいます。
銀行の体質や管理体制などには、結構闇が深いのかもしれません。
あなたが銀行に預けてるお金などの資産は大丈夫でしょうか?
現在は、これまで隠蔽してきたことが発覚する時代であるため、これから益々闇が暴かれてくる
でしょう。
巨額横領事件の内容
三菱UFJ銀行の練馬支店や玉川支店に勤務していた40代の女性支店長代理が、2020年4月から約4年半に渡り、60名の顧客の貸金庫から約17憶円を盗み出していた。
貸金庫の管理責任を担う立場であり、銀行で保管しているスペアキーを不正に利用して貸金庫を無断で開け、お客様の資産を窃取していた。
盗んだ貸金庫の客がやってくると、他の金庫から補填して一時的に発覚を遅らせて
いた。
盗んだ資産は、FX取引や競馬の借金返済のために使ったと供述している。
実名報道に時間がかかった理由
警視庁捜査2課が11月14日に、窃盗容疑で元行員の女(46)を逮捕しました。
この時点では、実名が報道されていません。
貸金庫利用者から「物がなくなっている」という報告があったのは10月30日。
事件が発覚した後、銀行側は女性を懲戒解雇しただけで、警察に被害届を出していなかった。
UFJの管理体制に落ち度が無かったかを確認するために、時間が必要だったとみら
れる。
貸金庫の管理体制
貸金庫を開けるには、銀行側と顧客側両方の鍵が必要。
UFJ 銀行では、顧客が鍵を無くした場合に備えて、顧客用のスペアキーを保管していました。
スペアキーは封筒に入れ、銀行と顧客両方の割り印を押して保管しています。
貸金庫に保管しているものは自己申告であり、ほとんどの銀行では実際、何を保管しているのか把握していない状況のようです。
また、貸金庫に現金を預けている場合は、ほとんどが脱税。
そのため、万が一お金を盗まれたとしても、警察沙汰には出来ないでしょう。
銀行の闇
私の親も横領されていた!?
亡くなった父親が生前よくお酒を飲みながら、「三菱UFJ銀行の女性行員にお金を横領された」と
言っていました。
地元支店の窓口でお金を降ろそうと思ったら、通帳に積んであるはずのお金が減っていた。
父親がその行員を怒鳴りつけ、問い詰めていたところ、上司がやって来て謝罪した。
その後、通帳は解約した。
その当時は、「ふ—ん」くらいに聞いていて、それ以上詳しく聞くことはありませんでした。
横領事件の報道を耳にして、「警察沙汰にはしなかったのか?」と母親に当時の状況を聞いてみたのですが、高齢の母親の記憶はあいまいでした。
しかし、事件として発覚していないだけで、このような事が身近に起こっているという事です。
過去に発覚した銀行員による横領事件
時期 | 銀行名 | 横領額 |
---|---|---|
2022年12月 | 筑波銀行 | 4746万円 |
2023年 2月 | みずほ信託銀行 | 約6000万円 |
8月 | 紀陽銀行 | 1800万円 |
9月 | 山口銀行 | 1722万円 |
11月 | 常陽銀行 | 約5400万円 |
2024年 3月 | 三十三銀行 | 約3200万円 |
10月 | 群馬銀行 | 5535万円 |
三菱UFJ 信託銀行でも横領事件が発生していた!
【1】
発覚日 | 2021 年 11 月 8 日(弊社自主点検に基づく社内調査) |
着服行為期間 | 2007 年 5 月~2020 年 12 月 |
被害状況 | 9 名、5,370 万円(中野支店・吉祥寺支店のお客さま) |
元社員属性 | 50 代・女性(2021 年 12 月 13 日 懲戒解雇) 吉祥寺支店(2002 年 11 月~2013 年 9 月) 中野支店(2013 年 10 月~2021 年 12 月)に勤務 |
着服の方法 | お客さまから事前にお預かりした書類を悪用し、お客さまがご来店してい るため単独での現金引渡しを行うと偽って事務担当者から現金を受領し、 着服した。 |
着服金の資金使途 | 生活費等に使用したと述べる |
【2】
発覚日 | 2021 年 12 月 2 日(お客さまからのお問合せに基づく社内調査) |
着服行為期間 | 2018 年 11 月~2020 年 3 月 |
被害状況 | 2 名、442 万円(中野支店のお客さま) |
元社員属性 | 30 代・男性(2021 年 12 月 17 日 懲戒解雇) 池袋支店(2009 年 4 月~2016 年 3 月) 中野支店(2016 年 4 月~2021 年 9 月) 事務管理部(2021 年 10 月~2021 年 12 月)に勤務 |
着服の方法 | お客さまから事前にお預かりした書類を悪用し、お客さまがご来店してい ると見せかけて店舗内の出金機を備えたお客さま対応ブースで単独で操作 を行い、現金を着服した。 |
着服金の資金使途 | 生活費等に使用したと述べる |
『社長の指揮の下、お客さまに安心してお取引いただけるよう体制整備に取り組んでおります』
と言っていても、三菱UFJフィナンシャルグループ内で再発したわけですから、相当闇が深いのかもしれません。
心の闇に入り込む『魔』には氣を
つけよう!
魔の手は、ちょっとした心のすき間に入り込み
ます。
横領した人々も、『魔が差した』のかもしれ
ません。
銀行でなくても、中小企業の経理担当者が横領したという話も耳にします。
生活するのに最低限のお金は必要ですが、必要以上に囚われてしまう事には注意が必要でしょう。