身体に溜め込んだ怒り、不満、恐れ、恨みなどが『ゴモク』。
ごみといっても、それぞれがエネルギーです。
しかし、不要なエネルギーを解放しないとどんどん身体に蓄積し、やがて様々な症状として身体に
顕れてきます。
そのため、身体に溜まったゴモクは定期的に掃除しなければなりません。
病気の原因の一つとして、『ゴモク』が関係していることもあります。
ゴモクは心のごみ
ゴモクは穢れ、ゴモクは曇り
ゴモクは穢れ。ゴモクは曇り。「我」の
意識から来るエゴじゃ。
内に溜まった怒り、不満、恐れ、恨み、すべてゴモク。
内から湧きおこる「我良し」「我正し」の慾もすべてゴモクじゃ。
エゴからくる慾や感情で心が曇ると、
自分の力しか出せん。
そのエゴの曇りを取って、澄んだ目で
見てみよ。
自分とは思えん力が出るぞ。そのための改心ぞ、掃除ぞ。
よひとやむみな
怒り・恐れ・悲しみには、純粋な感情と変質
した感情があります。
純粋な恐れ・怒り・悲しみの感情のメリット
- 自分の身を守る
- 対極にある喜び、幸福感、楽しさを体感できる
宇宙には『善』は良いもの、『悪』は悪いものという区別がありません。
ネガティブな感情すべてを悪いものと捉えることから離れることも大切。
しかし、変質した怒り・恐れ・悲しみなどは、『ゴモク』であり負のエネルギーです。
これらの感情は『我』の部分であり不健康な
状態。
外の出来事にただ反応するのを止めて、都度自分の感情に意識を向けることが大切になります。
沸き上がる感情をそのままにしておくと、どん
どん『ゴモク』が溜まってしまうでしょう。
溜めた感情や慾のゴモク
身魂磨きせよと申すのは、これまでに
溜めた感情や慾のゴモクがついておる
からぞ。
身魂磨きの「身」とは食事を正すこと
だけではない。
そなたたちが生まれてからこのかた出さなかった感情、押し殺した感情が、身体に溜まって
おるからじゃ。
今の人間は、幼いころから「せよ」や「するな」で縛られておる。芽を摘まれておる。
「泣くな」と言われて育った子は、悲しみの氣が身体に溜まる。
「怒るな」と言われて育った子は、怒りを溜める。
欲しいものを手に入れられなかった子は、その慾を出し切れぬまま、常に
渇き、何でも
むさぼる鬼となる。
よひとやむみな
- 幼いころから、家庭内の躾、学校や社会の
規則に縛られてきた。
- 集団生活の枠組みから、外れないように教育されてきた。
「~せよ」「~するな」と言われ、子供の無限の可能性が摘まれてきました。
幼い頃の体感が影響していることも多い
でしょう。
好きなことを自由にやらせてもらって育った子供は、個性や長所を生かしてのびのび生きている
のではないでしょうか?
盲目のピアニストで有名な辻井伸行さんの言葉
母は目が見えなくても好きなことは何でもやらせてくれ、コンクールで優勝すると
褒めてくれる。
僕が好きなことをやらせてもらったように、みなさんもとにかく好きなことを見つけて、
気分転換もしながら夢に向かって
ほしいですね。
いろいろなことに挑戦したらいいと
思います。
自由な環境の中、自分の個性を最大限活かして
人生を謳歌している代表者ですね!
解放できず溜め込んだ『ゴモク』は、やがて症状として身体に顕れます。
- 身体が硬い
- 肩や腰、膝が痛い
- 呼吸や眠りが浅い
- 眠っている時、歯ぎしりをする
「歳のせいかしら?」「最近、運動していないからなぁ」と思っていませんか?
溜まったゴモクは、解放されん限り、肉体のいろいろな部分にゴモク溜まりを作り、
体内循環の障壁となる。
それが症状というものじゃ。
押し殺してきた感情や慾を、自分の内に見つけて、解放する必要があります。
意識を活性化させるには、『ゴモク』を落とす
ことが大切だといえるでしょう。
ゴモク:怒り
純粋な怒りは、何かを変えようとするときに
必要なエネルギー。
そのため怒りを恐れたり、目の敵にしたり、怒りを表現した自分を責めたりする必要は
ありません。
しかし、他者の言動や行動に対して怒りをぶつけた場合、まわり回って自分に返ってくるという
宇宙の仕組みなっています。
- 衝動的に表現するのをやめる
- 内に溜め続けるのをやめる
- 自己犠牲をやめる
- 封じ込めない
ゴモク:恐れ
純粋な恐れは、自分の身を守ったり、注意したりするのに必要な感情。
しかしこの世界は長い間、恐れの感情に支配されるよう意図的に操作されてきました。
社会のルール・教育・お金・健康など日常生活におけるあらゆることが、直接、間接的に『恐れ』と結び付けられています。
そのため守る必要のない時まで、恐れに支配されるようになってしまいました。
特に現在は、未来に対する不安・心配・恐れを
抱いている人は多いかもしれません。
また恐れを恐れることも、『ゴモク』を溜める
要因となります。
自分の内にある恐れは『悪いこと』と判断せずに、鑑賞することが大切。
自分は何に対して恐れを感じているのだろうか?
『恐れ』の感情に氣付いた時点で、自問自答してみることがとても良い結果に繋がること
が
あります。
ゴモク:悲しみ
私たちは、きちんと悲しみに向き合ってきたでしょうか?
泣きたいときに、涙を流してきたでしょうか?
赤ちゃんや幼児は泣くことが仕事であり、自分の感情にとても正直です。
言葉で充分に表現できない時期は、泣くという行為は自分の気持ちをダイレクトに伝える大切な
ツールでしょう。
しかし、徐々に物心が芽生え始めてくると、場合によっては自分の感情を抑え込んでしまう事が
あります。
幼少の頃から、「辛くても泣くな」と言われて育ってきた人がいるかもしれません。
また、周囲の大人に遠慮し、『自分さえ我慢すれば』と悲しみを堪えてきた人がいたかも
しれません。
やがて大人になると、『人前で泣くのははずかしい』『大人げない』などと、その場で素直に泣く
ことを我慢するようなるでしょう。
涙は浄化。
泣くことで心を浄化します。
ゴモク:喜び
人間は本来喜びある人生を送るために
生まれてきた。
美しいものに触れる喜び、成長する喜び、愛を与えられる喜び、喜びあるのみなのだよ。
喜びは何からでも生まれるぞ。
晴れを喜び、雨を喜び、食を喜び、仕事を喜べよ。
心広い世界に住めば、視野は広く、内界の深い世界に住めば、深く向上する。
よひとやむみな
多くの人の喜びは、五感を刺激する肉体の喜びであり『快楽』。
ほとんどの人の日常は、
- 忙しい毎日
- 煩わしい人間関係
- やりたくないことでもやらざるを得ない
グルメ・ショッピング・旅行など、日常生活からの解放手段としての喜びは束の間です。
一瞬の満足で終わるため、新たな快楽を求めて
しまうでしょう。
しかし忙しい現代人は、真剣に自分自身と向き合う時間が少ないため、「本当は自分が何を望んで
いるのか?」分からない方が多いかも
しれません。
喜びは、身近なところにあります。
無垢で純粋だった子供時代を思い出して
ください。
子供の頃に感じた喜びこそが本来の
自然な喜びです。
- 時を忘れて、夢中で好きな本を読んでいた
- 乗り物に乗るのが、とても好きだった
- 友達とどきどきわくわくしながら、
近くの森を探検した - 動物の動きを、いつまでも観察して
いた
すべて魂に刻まれているため振り返ってみましょう!
ここまでお読みいただき、
ありがとうございました。