無い、無い、無い、無―い、
米が無い
どこの店もネット通販も【売れ切れ】の文字!
しかも米の価格がどんどん値上がりして、
これまでの1.5倍になっています。
どうして今、このような事態になっている
のでしょうか?
今後、米不足は解消されるのでしょうか?
不安な日々を送っている方も多いとは思いますが、「落ち付きましょう!」
米不足について
原因
【マスメディアによる報道】
昨年の作況指数は『101』のため、そもそも不作ではありません。
1993年、大冷夏の影響で深刻な
米不足になった。
米の生産量は前年比74.1%。
そのため中国・タイ・オーストラリア・アメリカから米を輸入した。
輸入米の多くがインディカ米だっため購買力が落ち、およそ98万トンが
売れ残った。
6月末時点の主食用米の民間在庫
一か月あたりの米の消費量
8月下旬からは新米が市場に出ている為、
単純に計算しても『米不足になるのは
おかしい』
米農家は米を刈り取り後、JAや問屋に
卸します。
現在米の販売価格が上昇していますが、米農家には恩恵がないようです。
問屋が仕入れた米の量より出荷した米の量が少ない
という結論になるわけですが、『何故溜め込んでいるのか?』真相は不明。
猛暑による米不足報道と日向灘地震の影響で、米の買い占めが行われました。
マスメディアの情報に煽られてしまった結果と言えるでしょう。
それにしても最近のメディア報道は
大袈裟、過剰過ぎます。
テレビを見ないのが一番いいのですが、情報に踊らされず冷静な判断と行動が求められます。
そもそも米不足になるほどの影響はない
でしょう。
政府には備蓄米がある
1995年に制定されたの食糧法(主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律)により、備蓄米が
確保されています。
適正備蓄水準を100万トン程度に設定して運用。
毎年21万トン程度を買い入れて、5年経過すると飼料用として売却されます。
大阪知事は備蓄米を市場に出すよう求めていますが、安易に放出すると米の価格が下がって
しまいます。
その他、玄米から精米へは時間がかかる、新米が市場に出てきているということもあるでしょう。
またSNSでは「自民党は国政選挙が近いため、
米不足をあえて放置している」と噂になって
います。
米の価格が下がると農業関係者からの指示が
得られず、『農村票を失ってしまう』という
理由。
減反政策が問題
米不足なのに農家は米が作れない
戦後GHQの介入により、『減反政策』と『小麦粉の輸入』が行われました。
「日本人は米を食べずにパンを食べろ」
パンの需要が増えたことによって米を余らせないようにするため、採算量を抑える減反政策が
行われているようです。
【さらなる問題】
- 米の価格自体が安い
- 設備投資に莫大な費用が掛かる
- 人件費が捻出できない
主食米を作らない理由は他にもあります。
家畜のエサになる飼料米を作る・田んぼを畑にすると国から
補助金が
もらえる
米農家を廃業して自分たちが食べる分だけ作っている所が増えていますが、高齢化の問題と共に
このような背景もあるようです。
買い占めに注意!
ここからは本題です。
米不足の問題は、『我々の行動が試されている』といっても良いでしょう。
誰も見ていないようでも想い・言動・行動は
見られています。
自分や家族のためだけの行動は、控える必要が
あります。
- ひと家族一つと制限されているのに、家族を変えて購入する
- 数件の店をはしごしてでも買い求める
- 店に入荷するのを狙って我先に購入する
このような行為はエネルギーの無駄遣い。
焦りや不安からの行動は、たとえ『良かった』と思えるような結果であったとしても、別の焦りや
不安に繋がるような現象を引き寄せて
しまいます。
想像を膨らませてみてください。
『本当に必要な人が買えないかもしれない』と
いうことを考えてみる必要があるでしょう。
これからは『調和』が鍵になるため、助け合いの精神が大切。
米が無いという事態は不安になるかもしれませんが、このような時こそ冷静な判断と行動が
必要です。
何が起きても大丈夫、
何とかなる
この意識状態でいることで本当に
『何とかなります』
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!